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September 27, 2005

9月の更新履歴。

9月26日 ぐわー、9月死んでおります・・。
      祭りとかずっと放置プレイのままですが、
      もうすぐあほみどろどろどろ1周年なので、
      10月は多分復活します。するはず。上がれ、モチベ!

★今月の祭り★

→★「ロメロ・ゾンビ」祭り!
「ランド・オブ・ザ・デッド」公開記念。

→★「0:34 レイジ34フン」祭り!
キーワード検索が鬼のようにかかってるので、
コーナー化してみました。そんな話題作だったか?これ。

→★「スター・ウォーズ エピ3/シスの復讐」祭り!
祭りというほどの内容じゃありませんが、とりあえず。

→★「ユアン・マクレガー」祭り!
SWからうっかり派生して止まりません。

****************************

gl-new079月5日 今頃ですが「ランド・オブ・ザ・デッド」公開を記念して
     「ゾンビ祭り」開催。「死霊のえじき」感想追加。
     「ユアン祭り」に「ピーター・グリーナウェイの枕草子」追加。

9月2日 「MOVIE」に「皇帝ペンギン」字幕版感想追加。
     「ロボッツ」字幕版感想追加。
     これもユアン祭りの一環です。

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あほみどろの幹事。

いやはや、旅行の幹事なんて引き受けるものじゃないですねー。
分かっちゃいるのに、あまりの適当さ、まとまりの付かなさに
イライラさせられて、思わず立候補してしまいました。
手を出さなきゃ出さないで、案外どうにかなるものだし、
どうにもならなかったら、あきらめて計画を頓挫させてしまって、
行かなきゃいいだけのことなのにね。

最初に打ち合わせしていたときは暇だったので、
そして旅行に行きたかったので、
軽い気持ちで引き受けてしまい、そして今じゃ
収拾付かなくなって来て、エライ目に遭ってます。
個人旅行、しかも6人、しかもメンバーに事情あり、を舐めてました。
全員で相談が出来ず、1人を除いた5人で調整し、
結果を1人に伝える、1人と相談してそれを5人に伝える、
更に旅行先に住んでいる知人を訪ねるので、
そちらとも連絡を取る、という方法を取っているので、
混乱して来ました。手間が10倍!

まあそういうややこしいのも、きちんと管理して
調べて時間に余裕を持って進めればいいんでしょうが、
midoroにそんな上手いこと出来るわきゃあない。
サボってて最後ギリギリ、ドッキドキ、が常です。

midoroはB型のくせに、完璧主義で小心者のケチなので、
旅行先や初めて行く場所で迷ったり困ったりするのが嫌いです。
行きたいところが決まらなくて貴重な時間を無駄にするのは
もっと嫌。なので、旅行前はおのれはどこの添乗員じゃ!
というくらい、ぎっちり綿密なプランを立てて行きます。
そらもう、バス乗り場の番号まで調べるよ。
旅のしおりも作るよ。そのくせ人から細かく決められた
パック旅行は嫌いです。勝手だねー。
誰かと一緒だと、大概の人はこれに引きます。
もっと気楽に行こうよ、って。でも嫌なもんは嫌なの!

特に幹事なんてやると、
「皆を楽しませなきゃ!ミスがあってはいけない!」と
気合が入ってますます頑張ってしまいます。
その気合が空回りして余計だというのは分かるんだけど、
小心者だから、皆の溜息が聞きたくないのです。
ガッカリさせたくないし、無能な奴だと思われたくないという
プライドもあるので、適当にやれば良いものを、
皆の希望を叶えようと質問しまくって調整しまくって、
結局まとまらなくて決断力がないので、
困ってる間にただ時間が過ぎて行ったり。

こういうときはO型の人がちょっと羨ましいです。
私の知ってるO型は、飲み会の幹事で
皆を引率してるくせに自分が地図を持っておらず、
皆を迷わせ遅れさせ、先に到着した主賓に電話して
お店の場所を教えてもらう始末。
主賓を待たせてしまって、ヒィィとやきもきする我々を尻目に
「ごめん、迷っちゃって」の一言で済ませてました。
私の周りのO型って大体そういう感じ。
でも、こういう人は堂々としてるから
結構周囲にも許されるんですよね。
その度胸が少しだけ欲しいです。全部は要らんが。

で、少々ウザくても、頑張って
最終的に幹事とか計画をきっちり完璧にこなす人なら
それはそれで素敵だけど、midoroの場合、
これがそういうのでもないんだなー。
midoroは形から入るのが好きなので、
これとこれをやる!というのを一覧にした時点で
もう飽きてしまうんですね。ブログの祭りもそうだけど、
凝り性な割りに飽きっぽいので、
何事もちゃんとやるのは最初だけで全て中途半端です。
熱しやすく冷めやすい。この辺はB型か?

あれも調べなきゃ!これも調べなきゃ!と、
自分に課してしまった課題が山ほどあって、
でもめんどくさいからやりたくない、でもやらなきゃ!
という責任感、使命感、義務感はあるので、
課題が段々強迫観念ぽくなって来ます。
ここで全部放り出して楽になってしまえるくらいの
度胸があればいいんだけど、小心者だからそれも出来ず、
きちんとやらないと何か悪いことが起きる!と思ってしまいます。
または課題を省略、簡略化して本当に必要最低限のことだけ
済ませる要領の良さ。それもないので、
毎日プレッシャーに苛まれながら何もしない状態が続きます。

そのうち、何かもが嫌になって来ると、
今度は全然関係ないことやって逃避するので
試験前の学生と変わらない。
夏休み最後の日、いや新学期最初の日の朝、
いや違うな、その週末が終わって
次の週の月曜の授業直前か。そこまで
夏休みの宿題をやっていた人間なら、
確実にこの気持ち、分かっていただけるでしょう。

あーやらなきゃいけないのにやりたくないー。
ということで、だらだらするので、パソコンが開けなくなります。
だって、開いたらネットで色々調べなきゃいけないし。
結果を皆に連絡しなきゃいけないし。それってすごく大変だし。
で、もうほんとに間に合わない!というギリギリになってから
睡眠時間を削ってガリガリ働き始めます。そして体調を崩します。
今、まさにその状況。ヒーコラ。
頭が痛い、喉が痛い。なのに何でブログ書いてるわけ?
まだ余裕があったか。しかも、昨日何してたかといえば、
24シーズンⅠの一気見
逃避もここに極まれり、ですな。

そして、予約がちゃんと為されているか確認してなかったことに
今頃気付いて青くなってみたり。
こういう緊張感とか胃の痛くなるような焦燥感も、
もはや日常茶飯事ですが、
3つ子の魂百まで?直りませんね。こういうのって。
何だろう、実はMなのか?スリルを楽しんでいる?
切り抜けたときの快感がたまらないとか?
実際、大抵のことは切り抜けて来てるし。
どうにもならなかったことってあったっけか。

しかし、幹事って、無事にこなせて当たり前、
こなせなきゃガッカリされるし、心の中で文句言われるし、
ほんといいことないですね。(その前にちゃんとやれよ、という話だ)
旅行の添乗員さんの苦労が忍ばれます。
終わって「ありがとう」って言ってもらえれば報われるけど
それもどうだか。まあこれも一つの人生修行。
この仕事をこなしたとき、自分は一回り成長していることを信じて。

って、要するに、求められてもいない頑張りと
自分のサボり癖のせいで窮地に陥ってるmidoroが、
幹事ってこんなに大変なんだよ!
少しくらい仕事が滞ってても無理ないでしょ!
一応皆のために頑張ってるんだから多目に見てよ!と
自己弁護するために、わざわざクソ忙しいときに
わざわざこんなブログを書いているわけですな。自己分析。

そういえば、今回のメンバーは6年前に一緒に旅行して
揉めて喧嘩して話し合いして帰って来たあのメンバーだった。
忘れてた。もうこのメンバーで旅行することも
二度とあるまいと思ってたのに。
行ってからも揉めること確実です。
でも、もう二度とこのメンバーの幹事はやらん!
ってまた忘れてやっちゃうんだろうけど。
何しろアホだからなあ。

うわっ、関係ないけど洗濯物干さずに
洗濯機の中に入れっぱじゃん。これ、今から干すのー。
ああああー2時なのに。もうイヤー。自分。

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September 06, 2005

ゾンビ祭り。

「ロメロ・ゾンビをおさらい」

「ナイト・オブ・ゾンビ」感想。

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」最終版感想。

「ゾンビ DAWN OF THE DEAD」ダリオ・アルジェント監修版感想。

「死霊のえじき DAY OF THE DEAD」感想。

「ランド・オブ・ザ・デッド」オールナイト感想。

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「死霊のえじき DAY OF THE DEAD」感想。

死霊のえじき 完全版

作品の評価:☆☆☆☆
好き度:☆☆☆☆

ロメロのゾンビは普通に完成度が高いので、
うおー、ホラー見たぁ!って感じがしないですね。
巷のホラーにありがちな、頭の悪いアホっぽさがナイ。
「ヒー、アホじゃねえの!」っていうギャグはあるんですけど、
全部計算して狙ってやってることだろうから、
結局、上手いよなあ!と感心してしまいます。

ゾンビは出て来るけど、人間ドラマを
見ているような気にさせられるのは、やっぱり
ゾンビが襲って来たり、殺戮してるシーンより、
人間同士の会話とか争いとか、
悩んでるシーンの方が多くて比重が高いんですよね。

普通、ホラー映画で殺戮以外のシーンなんて
どうでもいいというか、いいからどんどん殺せよ!
と思っちゃうけど、ロメロのゾンビは
人間たちのやりとりや行動の方がよっぽどヤバくて、
ピーンと張り詰めた緊張感があるので、
静かなシーンでもやけに怖くて目が離せません。

毎度思いますが、やっぱ、どう見ても
ゾンビより人間の方が怖いんです。
だって、ゾンビは人殺して食ってますが、
動物と一緒で、食いたいから食ってるだけ。
悪意は別にないんですよね。

それより、人間の方がよっぽど怖いですよ。
他人を傷付けてやろう、言うことを聞かせよう、
陥れてやろう、嬲ってやろうとする人間や、
他人の悲鳴を心地良く感じる人間が
世の中にはいるわけで。弱い存在を痛め付けて
自分が優位に立とうとしますよね。
まあ、動物でも他者を陥れるぐらいはやるでしょうけど、
必要以上には嬲らないんでしたよね?確か。

毎回、冷静な人物の役柄は黒人男性が演じてますが、
彼が「人間だから怖いんだ」って台詞を言ってます。
黒人の人は弱者の立場を知っているから、
強い人間の恐ろしさを冷静に見られるんでしょうか。

逆に、本人にそういう悪意がなくても、やってることが
周囲を震撼させるような恐ろしいことだったりする場合もあるし。
または、昨日まで友達だった人が突然裏切ったり、
笑顔で仲間を撃ったり殺したりするサイコさんだったり。
人間の怖いパターンは色々ありますが、
ゾンビはそんなことしないよね!

主人公の姉ちゃんも、女1人で
あんな荒っぽい野郎どもに囲まれてたら、
いつ犯されるかって、ゾンビより
絶対そっちの方が怖いと思いました。

こういう極限下の状態で、人の本性が
どんどん露になるのが見ていてほんと怖いです。
だから、人間に捕まったゾンビがいたぶられてるのを見ると
何だか胸が痛くなりますね。
ああ、人間って怖い・・。ゾンビ、可哀想、と。
まあ、だからって、食われてもいいとは思わんが。

悪い人間でも、一発でスカッと殺されるんじゃなくて、
生きながらゾンビにじわじわと食われて
恐怖の叫び声をあげまくってのを見てると、
ざまーみろ!お前悪いことするからだ!
と思うのと同時に、やっぱり可哀想になっちゃうんですよね。
強者が弱者に変わり、一瞬にして弱者が強者に変わる。
この辺の力関係の逆転が怖くて切なくて悲しいので、
そこがゾンビ映画の魅力かなあと。

しかし、今回もゾンビは素敵でした。
動きもいい感じだし、服装もふるってました。
ゴスロリとかピエロとか、いいですねー。
ゾンビメイクもこのぐらいが丁度良いかなと。
ナイトオブはほぼ普通の人間だったし、
ドーンオブの青白メイクはやっぱ笑ってしまうし。
ランドオブはいかにも特殊メイク!って感じで
作り込み過ぎてて、逆に漫画っぽかった。
デイオブはこのチープさがかえって生々しいです。

グロシーンもなかなか充実してて良かった。
ゾンビも解体されるし、人間も解体されるし、
お互いにやり合ってて、ええ感じでした。
あー、サヴィーニ先生のファンになりそうです。

それから、肝心のお食事シーンですが、
最後の方まであまり食われるシーンがないので、
あれーと思いましたが、
ラストの方で、もうやんややんやの
大宴会ですよ!酒池肉林ですよ!
いやー、ゾンビたち、楽しそうだったぁ。
びっちゃびちゃ、ずっるずるっと、
美味しそうに召し上がってました。

ところで、midoroの見たのは、
古いビデオなので多分劇場公開版。
人種差別的発言や女性蔑視的発言など、
今だと問題になりそうな台詞が山盛りです。
1999年の最終版のDVDでは、残酷シーンや
汚い台詞が軒並みカットされているそうですね。
完全版はどうなったんだろう。
ちゃんと元に戻ったのかな?そちらも確認したいです。

一般的に「死霊のえじき」の評価は
あまり高くないみたいだけど、個人的には一番好きかも!
と、ロメロ・ゾンビ4作を見終わって思いました。
ロメロの作家性と、作品のドラマ性、
それからグロい特殊効果とファンを喜ばすギャグ要素、
そして、アクション、エンタメ性が
良いバランスで織り込まれた作品だと思います。

エンタメ性については、堕落だ!と思われる向きも
あるかと思いますが、midoroはドーンオブが
たるくて眠くて非常に辛かったので、
このデイオブには満足です。
時間も丁度良かった。やっぱホラーで
2時間とかってキツイよね!

【以下、ネタバレ注意!!】
       ・
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オープニングから、いい感じでしたねー。
白い部屋に1人で座っているサラ。
もうこのシーンだけで怖いんですけど。
ポスターになってる手がバーン!のシーンも、
掴みはオッケーです!あービックリした。

サラが見に行った町は、ゴーストタウンかと思いきや、
ゾンビがわらわらわらわら出て来た時点で
こんなにどこにいたんだよ!
床下に隠れてたのか!と笑ってしまいました。
あとなぜか、デッカイアリゲーターが
ズルッズルッと這ってて、可愛かった!!
個人的にツボです。逃げ出しちゃったのかな?

人間たちが隠れているシェルターは
またフェンスが弱くて貧相で笑ってしまいます。
あんなの、ゾンビが皆で力を合わせれば
すぐ倒せるんじゃないの?
ゆっさゆっさ揺さぶるだけでしたが、
このときのゾンビにはまだ、力を合わせるという
概念はないんですね。個人主義の社会か。
       
今回目立っていた、アブナいキャプテン、
ローズはキモくて良かったです
こいつ、絶対ひどい死に方するよな、
てゆーか、しろ!やられちまえ!って
思わせてくれるお約束の悪人キャラでした。
こういう人がいると、話が盛り上がるのよねー。

「俺の部下を!」とえらい怒っておきながら、
いざとなったら部下を置いて逃げちゃうところが
小物感満載で素敵です。全然サイコ野郎じゃなかった。
この人も良かったけど、今回は博士がやっぱ一番です!
ローズみたいに分かりやすい悪人より、博士みたいに
無邪気ですごいことをやらかしてくれる人の方が、
実は怖いよね。

いやー、ほんと、博士ってば、
気のいいマッドサイエンティストでしたねー!
ずっとフランケンシュタインって呼ばれてたけど、
常に血まみれの白衣と手で歩いてるし、
一緒に生活してた軍人の脳幹を取り去って
手術しちゃったシーン、あれが一番怖かったです。
顔のあるべきところに、脳しかないっていう
あのビジュアルは物凄かった。

博士ってば、死んだ仲間の内臓を
ゾンビに「ほーら、ご飯だよ」ってあげちゃうし、
そういうモラルとか、全然ないのがいいね!
そんなヤバイ人の割には、結構カリスマというか
語りだすと、カッコイイしさー。

ゾンビに自分の父親のあだ名を付けて、
教育して啓蒙して無害にしようと頑張ってるのも
怖かった。「ママは鼻が高いよ」って!
そして、博士の期待に応えるゾンビのバブがまた!!
ヒゲソリ与えられて顔にあててるけど、
それって切れてる!切れてるよ!とか、
電話でモシモシとか、可愛すぎるっちゅうの!
この人、ゾンビ演技上手すぎです。
しかし、ゾンビって喋れるんですね。
「Hello, Alison」ってもがもが真似してました。

あと、博士がバブに与えた本にも笑った~。
「Salem's Lot」って、スティーブン・キングの
「呪われた町」じゃないですか!!
もーこのブラック・ジョークというか、
博士の、すなわちロメロのセンス、大好き!
町中が死に覆われたわけですね!

ヘッドホンでバブに聞かせてた曲は
第九、喜びの歌だし、これまた笑える。
真剣に曲を聞いてるバブの姿に、
昔のウォークマンのCMを思い出しました。
猿が目を閉じてうっとりしてるやつ。

個人的には、博士はローズに撃たれるんじゃなく、
飼い犬に手を噛まれて死んで欲しかったなあと思います。
博士がいくら教育しても、バブは最後に
ゾンビとしての本能に負けてしまって、
親殺し、というか、親食いで締めて欲しかった。
我が子に殺されてこそ、フランケンシュタイン博士でしょ?

それか、バブに教育を施したがために、
バブは鎖まで外せるようになっちゃって
それによって博士は殺されるという、
自分の首を自分で絞める形の皮肉なオチを
期待してしまいました。
映画的に切ない度はその方が上だと思うんだけどなー。
結局、博士の努力は無駄だったんだよ、って。

でも、バブってば博士の期待に応えて、
しっかり自我に目覚めちゃって、
外した鎖を博士に見せに来て、
博士が死んでるのを発見して悲しんでるし、
鎖振り回しちゃって、もう!!泣かせますね。

ランドオブに繋げるためには
やっぱゾンビの進化が必要だったんですよね。
ロメロの中で。感情に目覚めて、
道具を扱えるようになって、ゾンビはどんどん人間っぽく
ならなきゃいけなかったからしょうがないのか。

最後、ローズを撃って敬礼をビシッと決めたバブには
もう爆笑ですよ!カッコ良過ぎ!!バブ!
お前のための映画だったのか!!

あと、主人公の姉ちゃん、サラが強くて
良かった!!midoroは強いヒロインが大好きだ!!
だって、ゾンビに腕を噛まれた仲間を助けようと
躊躇せず、すんごい勢いでデカイ石を掴み、
後頭部を2回も殴りつけて昏倒させ、
しかも、腕をあっという間に切り落として
火で焼いて止血!!もーすごい!!容赦なし!!
助けるために必死だったんだけど、
もうカッコ良過ぎて、キャー!!って感じでしたよ。
弱さや恐怖を抑えて、強く振舞おうと頑張ってるのが
好感度大です。クールです。

でもてっきり、オープニングの、
サラが1人で部屋にいて、壁から手が
突き出して来るシーンは、夢じゃなくて
未来を垣間見てるのかと思ってたんですよね。
サラ以外は皆死んでしまって、最後に1人きりで
どうしようもなくなって、壁の向こうにはすぐゾンビ、
って状態で閉じこもってるのかと思ってた。

だから、サラ以外は全員死ぬと勘違いしてました。
特に、ビリー。ずっと死ぬと思ってた。
ああいう可愛い3枚目キャラが
死ぬとすごい悲しいから、てっきり死ぬと思ったのに。
パイロットの黒人の人も、足を食われそうになって
すごいタイミングで銃の弾が切れたときには
ウソー!と叫んでしまいました。

ラスト、乗り込もうとしたヘリの中からゾンビの手が伸びて来て、
キャー!と思ったけど、あっさり3人とも助かっちゃったので
あれあれって感じでした。
パラダイス的な浜辺にいるし、
これも夢オチなのかと思ったけど違ったのね。
でもオープニングもエンディングも、
ドッキリがちゃんと仕掛けてあって、
ほんと上手いなあと思いました。
ワッ!と驚かせておいて、即座に場面転換、ですね。

ということで、「DAY OF THE DEAD」は
midoro的には大好き!
ほとんど博士とバブのおかげです!
あいつら、カップリングになってもいいよ!悲恋でさ!

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September 03, 2005

「皇帝ペンギン」字幕版感想。

皇帝ペンギン プレミアム・エディション

作品の評価:☆☆☆☆
好き度:☆☆☆☆

やっと「皇帝ペンギン」見て来ました!
周囲の普段映画を見ないような人たちまで見てるので、
ヤバイ、早く行かなきゃと焦ってましたが、
本当にすごい人気ですね。
そろそろ公開も終了なので、
立ち見も出るくらいの混みっぷりでした。

お世話になっております「ずんだ。blog」の梅吉さんが
お母様&お子様や女性達の会話に
悩まされたとおっしゃっていたので、
わざわざ夏休み明け、銀座の夜を選んで
大正解!銀座はやっぱ客層が大人なのか?
OLさんやマダムたち、笑うところではフフッと笑ってたけど、
余計なお喋りは全然ありませんでした。
むしろ皆、怖いくらい集中して鑑賞していたので、
こっちが物食って音を立てないように気を遣いました。

さてさて、良かったとこはやっぱ映像です!!
midoroは一応ペンギンファンなので、
たまに映像もチェックしてますが、
この映画は一体どうやって撮ったんだ!?
今までにこんな皇帝ペンギンの映像を
見たことがあったっけ?と思わされっぱなしでした。

だって、肛門はもちろん、ペンギンの羽毛の
1本1本のきらめきとか、濡れた漆黒の瞳、
(意外に目付き悪いのよね。鳥だし。)
口の中に剛毛が生えててビビったり、(し、舌に!?)
鉤爪とか、顔の真正面アップとか、
普段見えないアゴの下まで見れるんですよ!?
ペンギンにアゴなんてないけど・・。
吐く息が白いのまで分かっちゃって、
とにかく、距離が近い!近い!近過ぎる!

動物園や水族館で、小さいフンボルトとかは触ったり
柵の近くで見たりしたことあるけど、
皇帝ペンギンなんて、ガラス越しに遠目でしか
見たことないので、もう感動に打ち震えましたよ。
あまりの可愛らしさに、midoroは終始涙目でした。
ああ、あの群れの横に立って一緒に歩きたい!
「亀の甲」と呼ばれる輪の真ん中で揉まれてみたい!
中心部は汗をかくくらい、ホッカホカに違いない!

それに、海面への突入とか、
水中からの弾丸ジャンプとか、あんなの
ペンギンにカメラくくり付けてなきゃ、
撮れなくないですか?取り付けたのか!?
カメラを背負わされたペンギンの姿、すげー見たいぞ!
背負わせてるとこも、きっと悶絶するほど可愛いよ!!

ペンギンもいいけど、海中シーンの美しさにも
見とれました。胡散臭いくらい青く広い水の中を
陸ではコート着た(燕尾服だっけ?)
ただの怪しいおっさんの皇帝ペンギンが、
魚かと見紛うようなスピードで自由自在に飛び回っていて、
このギャップがまたイイんですよね!
ペンギンが泳いだ後のキラキラとした泡の軌跡も、
光を反射して波打つ海面を水中から見上げたときの映像も、
ほんと溜息ものですよ!

そして、いつも思うんだけど、ペンギンて
トコトコ歩くのと、足で掻いて腹で滑るのとって、
どう使い分けてるんでしょうね?
どう見ても滑った方が早いのに歩いてたり、
群れの中でも、歩いてるやつと滑ってるやつが
バラバラにいたり。単に気分なのか?
このテキトーさがたまらない。

ああ、もう、皇帝ペンギンて、
なんでこんなイイんでしょうねー。
midoroはデカくて胴のないずどーんとした生き物が
好きなので、ペンギンの中でもやっぱ皇帝が特に好きです。

やっぱあの重量感?首から下の太さ?長さ?
歩いてるとこも、どすんと横たわって滑ってるとこも、
足をバタバタさせてるところも、シッポ振ってるとこも
全部、全部、死ぬほど可愛い!
ああ、神はなぜ、このような生き物を造り給うた!!
ペンギンの概念を知らない人に、この映像見せたら、
絶対CGだと思うよ!だって、こんな可愛い生き物、
あり得ないもん!!造型、動き、バランスの悪さ、完璧だ!

あと、皇帝ペンギンの雛が他のペンギンと比べて
突出して可愛いのもやっぱり不思議です。
キングペンギンなんて、大人になると皇帝と
たいして変わんない姿のくせに、雛なんてもう、
化物ですよ!?化物。デカイやら醜いやらで、
特に、毛の生え変わりの時期なんて
ひどいもんです。ホラーです。

何も自分の姿を隠してくれない、
真っ白な空間に住んでいると、
敵から見て目立ってはいけないし、
でも全然目立たないと皆で移動するとき困るし。
そういうジレンマで、ああいった保護色なのか
反対色なのか良く分からない、
モノトーンを基調としつつもコントラストの効いた
洒落た配色の体になるんでしょうか。

という話を後でしていたら、連れは
「やっぱあんな白いとこに住んでると
自分たちの見た目を意識せざるを得なくて
美意識が発達するからじゃない?」とか言ってました。
「北欧の人たちが綺麗なのと一緒で」と。
いや、あれは単に色素が薄いってことだろう、
日光が当たらない時間が長いからじゃないの?
などと話しながらも、美意識説も一理あるかなと。
でも、これはなんか危険な思想になりそうなので、
考えるのはそこまでにしておく。

あと、すごい身につまされたのが、
皇帝ペンギンは本当に「つがい」になるんですね。
でもメスの方が多いので、オスを奪い合った結果、
オスとメス、一羽ずつほんと親密そうに寄り添ったカップルが
あちこちで出来上がるわけですよ。
その周辺を、カップルになれなかったあぶれ者たちが
ウロウロしているわけで・・。
ああ、自分もペンギンだったら、確実にコイツだ!
と切なくなってしまいました。

あと、オスが寒さから逃れるために
おしくらまんじゅうみたく集まって、
中心部にいる奴らは暖かいけど、外周部は背中が寒いから
くるくる回って背中を温める、とあって、
ああ、自分がもしペンギンだったら・・以下略。
要領悪くて、いいポジションをキープ出来なくて
うろついてるだろうな、と感情移入しまくりです。

皇帝ペンギンてほんとどう見ても言葉喋ってるし、
2足歩行で見た目も人間に近いというか、
なんか思わず共感してしまいますよね。
キングペンギンは縄張り意識が強くて、
産卵のときも、近付きすぎないよう互いに距離を保って
突っ立ってるそうですけど、皇帝ペンギンは
寒さから身を守るためとはいえ、皆で助け合ってるし、
仲間意識が強そうで、感情とか思考を持ってる風に見えるのが
すごく人間ぽい。実際はどこまでが本能で、
どこまで考えて行動してるのか知らないが。

だから、1羽だけ群れから離れてしまったペンギンなんて
切な過ぎる!!あんな広い何もないだだっぴろいところで
たった1羽で、一体どうしたらいいの!どう思ってるの!
逆に、どうやったらあんな大量のペンギンの群れを見失うの!?
お前、どんだけトロいんだよ!!
あの鳴き声、つーか泣き声、悲痛過ぎるよー!!

それと、母から父へ、ほんと一瞬で渡さないと、
卵って、バキバキに凍って割れちゃうんですね!せつねー!
途中で卵を割ってしまった親はその後一体
何をしてたらいいの!!悲し過ぎる!
あと、ずーっと大切に温めていたのに、
最後になって自分の卵だけ産まれて来なかったら?
自分の雛だけ食われて死んだら?
集団産卵だから、ほんと自分だけ子供いないのって
すごい辛いよね。そりゃ、よその子、奪いたくもなるさ。

卵の受け渡しはちょっと笑ってしまいましたけど。
へい、パス!って感じで。
足の甲に乗せて、かかとで歩いてる状態なわけですね。
不自然な体勢でキツそうだなー。

そうして、最初は白かった卵が
どんどん小汚く黒ずんで行って、
最後にその殻を割って雛が顔を出したときは、
思わず涙ぐんでしまいました。
でも、餌を取りに行った母親は孵化に間に合うように
ちゃんと良く帰って来られるものですね。
すごい体内時計があるんだなあと感心しました。
うっかり間に合わなくてその年の雛、全滅!!
とかってないんですかね?

雛も、もう足元に入り切らないくらい
大きくなっているのに、無理やり親のところに
潜り込んでいるのが可愛かったです。
どう見てもそれ、無理があるよ!

あと、襲って来る鳥を恐れてクレバスの隙間に
子ペンギンがみっしり、の画がすごかった。
可愛いやらキモイやら。
鳥の襲い方も緩慢でした。逃げ場がないんだもんね。
そりゃゆったりと狩りもし放題か。
ダメだったら次々とターゲットを変えて狙って行くし、
最終的に一番弱くてトロイ奴が捕まってしまうのは、
運の悪さってだけでなく、実力のせいもあるよね。
ああ、自分がペンギンだったら、以下略・・。

とりあえず大人ペンギンの元にぎっしり集まる
子ペンギンたちを、親が蹴散らしてるのがすごかった。
守るのは自分の子だけですか!?
誰かを犠牲にすれば、自分(の子)は助かる、
っていう親も周囲の子供たちもなんかすごかった。
まあ当然のことなんですけどね。自然界は厳しいわ。

ということで、映像も素晴らしいし、
ペンギンが可愛い場面と切ない場面と怖い場面との
バランスが丁度良くて、交互に笑ったり
ホロッとさせられたり、ギャー!って思ったりしました。
ペンギン好きとしては、なかなか良い出来だったと思います。
ナレーションも心配していたほど、ウザくはなかった。
聞き流せる程度でした。

で、あまり良くなかったのはやっぱ選曲。
下手だなあ、ていうか、ダサいなあと思いました。
日本版のテーマソングがCHARAなのも、
さもありなん。(CHARAがダサいんじゃないですよ?
こういう映画で使うことがダサい。)
似た感じの甘いボイスで媚び媚びの
いやらしい曲がかかってました。
あとラストでは、昭和のNHK教育ドラマとかで
かかってそうな妙に明るいノリの曲とか流れてたし、
普通にクラッシックでいいのに。

それと、厳密にはドキュメンタリーじゃなくて
「映画作品」だろうから仕方ないんだけど、
ナレーションの内容が「ダンス」だの「歌」だの、
詩的な表現ばっかりで、具体的なことが
全然分からないのが物足りなかった。
例えば数字とか。
大体何万羽が営巣地に集まるのか、とか、
1年に子供は何羽くらい生き残れるのか、
何キロの距離を何日で踏破するのかとか。
移動の日数は言ってたけどさ。
まあ、これで興味持ったら自分で調べろよ、
ってことでしょうか。

でも、宣伝では確か、ブリザードが時速何キロで、
車並み?のスピードに耐える皇帝ペンギン、とかって
ちゃんと説明されてた気がするけど、
本編でそれが出て来ないってどーゆーこと?
つーか、ペンギンもすごいけど、撮影スタッフがすごいよね!
一体どうやってその風に耐えたのよ!

そういえば、ペンギンを襲う鳥の名前も分からなかったし、
海中にいたのも、あれってゴマフアザラシですか?
そのぐらい教えてくれればいいのに。
説明がないのは日本語字幕のせいなのかな?
ところで、タマちゃんてペンギン食うんですよね。
可愛いものが可愛いものをね・・。おおぅ。

それに、交尾のシーンもちょっとボカされてませんでした?
もっと乗っかってるのをはっきり映せばいいのに。
そんな配慮しなくていいと思うんだけどな。
自然の営みですから。

あと、オーロラの映像はあっさりと早回しにされたので
勿体無かった。星が輝く夜空の場面も一瞬だし。
南極の美しい風景というのも、
出来ればもう少し見たかったです。

ということで、ペンギン好きmidoroとしては
かなり満足の行く出来でございました。
皇帝ペンギンの生態を堪能致しました。
でも、DVD買うかどうかは微妙な線です。
ペンギンの可愛いシーンはもう1回観たいけど、
あのナレーションと曲をまた聞かされるのはちょっとウザイ。
どっちかというと、この映画のメイキング映像の方が
見たいですね。一体どうやって撮影を行ったのかと。
特典映像が付けばDVD買うかもしれないなあ。

でも何で、グッズの販売がなかったんだろ?
携帯ストラップとかポストカードとか
ぬいぐるみとか置いておけば売れると
思うんですが。絶対、おばはんとか買って行くよ!
midoroも乗せられて買っちまうと思います。

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September 02, 2005

「ピーター・グリーナウェイの枕草子」感想。

作品の評価:☆☆☆☆
好き度:☆☆☆

評価については微妙なんだけど、
こんな訳のわからん映画を作るっていうのは
やっぱりすごいことだよね。
多分、外国人が見たら、エキゾチック、エキセントリック、
アジアンカルチャー、アジアンアートな辺りに
知性と美を感じるんじゃないですか?
しかし、日本人がこれ見て正しく評価出来るわけないです。
ギャグとして楽しむのが宜しいかと。

さて、8年前?トレスポが一大旋風を巻き起こしたあの頃、
ユアンファンの友達と一緒に映画館に見に行って
ユアンの容赦のない露出狂っぷりに引いてしまい、
無言になった覚えがあります。

そのときの印象だと、恐ろしい馬鹿映画だ!
ここまで行けば確かに芸術だろうよ!
ユアンも大馬鹿だ!醜い体晒しやがって!
トレスポの精悍さとあの乾いた飢餓感は
一体どこに行った!?顔が美しいだけのこの抜け作!!
と散々ぶっ叩いたものですが、
今、見直してみると、ごめん、ユアン!
そんなに悪くなかったよ。良くもないけど、まあ普通だよ。
評価を改めたいですね。見直して良かった。

まず、日本人が見ると、
主役の日本人女性「ナギコ」を演じるのが
全然日本人じゃない時点で、もうアウトですね。
演じているのは中国人女優のヴィヴィアン・ウー。
このゴツイと言うか見ようによっては美人なのか何なのか、
いまいちよく分からないところが魅力でしょうか。

彼女の台詞も当然英語か中国語ばっかりだし、
日本人と話してても英語使ってます。
相手の日本人が日本語で話してても英語です。
そして下手糞な字で日本語を書いてくれます。

母親が台湾人(ジュディ・オング)という設定なので、
まあ仕方ないけど、顔立ちも、頬骨が高くて
目元、鼻筋、意志の強い大陸系の顔をしているので、
とにかく日本人役に違和感ありまくりです。
この辺りのリアリティのなさは
あまり深く考えないで見るのがいいですね。

というか、何一つ深く考えたらダメですね!
緒形拳が演じる、ナギコの父親が
出版社社長にカマ掘られてる時点で相当仰け反ります。
何を好き好んで、緒形拳と!!
マニアック過ぎますぞ!社長!!
この社長、いつも服を直しながら部屋から出て来る。
そんなにゲイと好きものっぷりをアピールしなくても。

そして、ナギコが出会うイギリス人翻訳家の
愛人、ジェロームがユアンです。
ナギコが人の肉体に文字を描くのを生業?としているため、
ユアンの登場シーンはほとんど裸です。
トレスポの印象が鮮烈だった当時は
ぶよぶよに太ってると思ってたけど、
今見ると、全然まだ痩せてる方じゃん!
顔の線も細いです。全裸を晒してても割と綺麗でした。
墨の乗りやすい良い肌だ、というのも分かります。

そしてユアン、こいつがまた、
出版社社長と愛人関係なわけですねー。
何で好き好んで、日本人のおっさんと素っ裸で絡むんだろう。
足絡ませて体舐められて、すげーよ、ユアン!
お前の役選びの基準って何なんだ!

というか、この映画ほんとボカシが多くて多くて
ひたすらずっとボカシが入っているので、興ざめです。
多分それも、アートとして真面目に見られない理由の
一因の気がします。
だって、ボカシが出て来ると、途端に我に返っちゃうもん。
逆に低俗なものを見ている気になります。

いっそ、ボカシなしにしてしまった方が
案外目立たないのでは?
ナギコのヘアはOKなのに、ユアンの股間はダメなんですね。
まあ、社長の萎びた股間とか別に見たくないが、
イギリス版ではボカシなしらしいですね。いいですねえ。
ユアンはよっぽど自信があるんでしょうね。

あ、あとダサいブルージーンズで駆けて来る
ユアンは萌えです。丈長めのシャツも。
着てたスーツはポール・スミスだって?
あれ、スチュアート?三つ揃いのやつかな?

結局、ユアンが画面に出てる時間というのは、
真ん中ら辺の正味3分の1くらいでしょうか。
それにしちゃ、インパクトがあります。
何といっても、ユアンが喋る
片言の日本語がたまりません。

映画館で見たときはおかしくて死ぬかと思ったけど、
家で1人で大笑いしながら見てると
これはこれで楽しかったです。
一番いいシーンなのに、声だけで
ユアンの姿を全然映してくれないとこが
勿体無い、きっとイイ顔してたんだろうに、
と残念でしたが、ユアンが顔をぐしゃぐしゃにして、
そんな台詞叫んでたら、多分爆笑してしまうので、
ここは声だけでやっぱ正解かも。

ナギコを必死に求める台詞の悲壮さと、
怪しい日本語の響きのアホさのギャップがすご過ぎて、
逆に効果的なのか?えらい悲痛ですわ。
ここは、愛の物語って感じで良かったですよ。
ほんとは愛し合ってるのに、すれ違う2人。
っていうと、途端に陳腐ですが。

本当は辛いのに好きな人を締め出すくらいの
潔さと強さとプライドを見せたナギコがカッコ良かったです。
まあそのせいで誤解と悲劇が生まれるんですがね。

あと、どうも時代設定が良く分かりません。
一応現代の話らしいですが、
ナギコの子供の頃の回想シーンなんて、
戦後すぐみたいに見えるんですけど。
ああ、これを見た外国人に日本はすごい
遅れた国だ、とか、いつもキモノ着てる、とか、
誕生日には額に文字を書く風習がある、とか、
天井に矢を射る、とか、思われたらイヤだなあ。
あれはグリーナウェイの中の日本ですから。

でもまあ、これでも多分割と正しく
日本を理解し、再現している方なのでしょう。
もっと奇天烈なものになっていてもおかしくない。
本物の日本人が出演してるだけすごいのかも。

こうやって書いてると、あんまいいとこなさげですが、
この作品の良さはネタバレの部分なので、後で語ります。
まあ、問題作であることは間違いない。
ピーター・グリーナウェイはとにかくすごい、
すご過ぎて私には付いて行けません、
すみません、という1本です。

【以下、ネタバレ注意!!】
       ・
       ・ 
       ・
       ・
       ・
それにしても、ジェロームのアホさには
感服ですよ!!人にもらった怪しいクスリを
適量も聞かずにバカバカ飲みやがって。
しかも酒で流し込むし。そりゃ死ぬわ!
まあ、ロミオとジュリエットもそのぐらいアホらしい話ですが。

しかも、人んちのベッドに横たわって
素っ裸で、人の本を股間に置いたまま死ぬなんて
恐ろしい迷惑の顧みなさです。
何考えてんだ、グリーナウェイ!!
ジェロームも、その胸の上で組み合わせた手は何なんだ!
お前はエジプトのミイラか!?

ナギコも、もっと早く死んでることに気づけよ!
って感じです。もう冷たくなってると思うんですけど。
ジェロームの口からドローと得体のしれない液体が
出て来るのは怖かった。

あと、ジェロームが酒とクスリでふらふらになりながら
書いた最後のナギコへの手紙が
すごい流麗な書体だったのも笑える。
絶対、あいつ、そんな綺麗な字書けない。
なんせユアンだし。ナギコの身体に字を書いてたとき
ヘボい丸字だったじゃん。

この映画で評価出来るのは、
身体中に描かれた日本語のデザイン的な美しさと、
あと、それが書かれた肌を取っておく、という
歪んだ愛情表現の部分ですよね。
ていうか、皆肌フェチ?

この「ジェロームで出来た本」を
社長がべろーと舐めてたり、体中に巻き付けて
じっくり味わってるところがたまらなく気持ち悪くて
良い感じです。

あと、文字が書かれている胴体の部分だけじゃなくて、
ほんと全身の皮膚を丸々剥いで使ってしまったところが
ウケる!手足は言うに及ばず、
顔面から指先、そして陰茎と睾丸まで!?
ありましたよね!?切り開かれてさ!!
偏執狂的ですごいいいですねー!
うおー、ユアン、丸ごと本になっちゃったよ!

そして、ジェロームの死後、
ナギコが次から次へと裸の男を社長のところに
送り込んで来るのもイカしてます。
三島由紀夫みたいな精悍なゲイから
最後が力士っつーのも物凄い。
しかも、髷から刃物を!?お前は始末人か!?
ここは何回見ても多分爆笑です。
また間違った日本観が生まれてるよ、絶対!

まあ、ストーリーとか設定とか
日記や書の内容など、文章的な部分の質については
置いておいて、ビジュアル部分の美しさだけで、
もうこの作品は十分でしょう。
外国人にはほんとたまらないのでは?
とにかく剛毅な感じの映画でした。

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「ロボッツ」字幕版感想。

ロボッツ 特別編

作品の評価:☆☆☆
好き度:☆☆☆

あぶねー、駆け込みで見て参りました。
お子様向け夏休みアニメ映画をすっかり舐めていた。
ほんとに夏休みしか上映しないのね!?
どこの映画館も軒並み本日9月2日で終了だし、
字幕版なんて、東京都23区外に出ると
ほとんど見られないことにもビックリ。

しかも、もはや字幕版は夕方からの上映に限られていて、
夜だと飲み会があるので見られない。
でも、前売りを持ってるので、どうしても見に行きたい!
うー、と困ったところにヴァージンシネマが助け船を!!
なんと、六本木だけモーニングショーなんですよ!
9:50から!!思いっきり仕事サボって朝から映画鑑賞ですよ!
このダメ会社員め!あーもう罵倒して下さい。
こういう慌ただしいのは二度とやりたくない。
今後は公開日がいつまでかきちんとチェックするようにします。
ちなみに平日金曜の朝から、
ロボッツなんか見てたのはmidoroを含めて5人です。
皆、一体何してる人・・?

さて、前置きが長くなりましたが
目的はもちろん、主役のロドニーを演じてる、
ユアン(の声)鑑賞です!!
吹き替え版は草彅君がやってますが、
共通するのはやはり、ぽやーっと系の役だって
ことですね?草彅君なんて何となく顔も似てるし、
声もピッタリなのでは?

ユアンは残念ながら、うーん、て感じでした。
だって、ロドニーにしては声があんまり若くないし・・。
あれ、でも草彅君と年齢たいして変わらないか!?
どうもユアンは最近おっさん化が著しいからな。
ほんとは大人になりたての若者、青年役だと
思うんだけど、なんか老けててあまり可愛くなかった・・。
若者声を出そうと無理してたのか、ちょっとお澄まし声で、
ユアンの魅力である、やんちゃっぽさがなかったし。

そして、ユアンのせいなのか、
役柄のせいなのかは分かりませんが、
主役のロドニー、影うすっ!!!
ヤバイです。キャラ死んでます。

まず、台詞自体が少ない。
「ウッ」とか「ワァッ」とか叫んでるシーンばっかりで、
文章喋ってるシーンがあまりないんですよ。
喋っても良さそうなロドニーフィーチャーの場面でも、
無言でアップになるだけだったり。
もちろん、ユアンの声をすごく期待してたせいで
物足りなく感じたからだとは思うんだけど、
やっぱり台詞自体が少なかった気がします。

あと、周囲を固める脇役たちが、
どいつもこいつも一癖あって魅力的なので、
ロドニーの無個性・没個性が際立っている!
本当にそういう役なんだったとしたら、
まさにユアンや草薙君て感じで、
素晴らしいキャスティングですが。
草彅君なんて、その普通っぽさが魅力の人でしょ。

でも、何となくユアンはこれで、
演技力で勝負の俳優じゃないことが
見事に露呈されてしまったような・・。
あ~、やっちゃったね!!
ヤツの魅力はやっぱ、笑顔とか表情とか
アホっぽさ、キュートさ、チャーミングさなどで
構成されているのでしょう。
だから、声だけの勝負だと、
1人だけ光ってなくて可哀想・・。
監督はベタぼめしてたけど。ほんまかいな。

まあ、ロドニー自体が地味ロボットなんでしょうね。
宣伝コピーは「誰でも輝ける」だし。
そんな際立ったものがなくたって、
夢を追ってもいいんだよ、っていう話?
でも、あまり輝いてもいなかった気がするよ・・?

だって、ロドニー、実はあまり何もしてないですよね?
確かに、ちょっとした発明品を作ったりしてましたが、
ロボットがロボット作ったからといって何なの?
父親の仕事が皿洗いなので、それを助ける為に
役に立つんだか立たないんだか良く分からない
へなちょこロボットを作ってお手伝いさせてましたが、
そんなショボい発明じゃなくて、
すんごい皿洗い機を作るとかすればいいのに。
そしたら、父親の仕事がなくなっちゃうか。
なら、父親自体を高機能に改造しちゃえば?って感じでした。

あと、その発明だけ持って、意気揚々と
会社に乗り込んで行ったのにもビックリしました。
ありゃ、私だってゲートを通さないと思うよ・・。
君、キミ、出直しておいで、って感じです。

ラストも発明という得意技を活かして、
何かやってくれるのかと思ったら、結局何もなくて驚いた。
ひたすら熱意と勇気で乗り切りましたね。
一応、機転も働いてたのかな?
発明の才能より、その辺のやる気を
買われたんでしょうか。

それから、ロボット仲間を修理してあげてましたが、
父親の故障だけ、社長の手を借りないと
直せないっつーのもちょっと変。
肝心なところで役に立ってないです。
ロドニー、もっと活躍させてあげればいいのに!

ロドニーの父ちゃんはとても良かったです。
夢をあきらめた自分を悔やんではいないけど、
違う人生を生きられるなら、絶対に夢を手放さない、
と、普段3枚目なのにカッコよく語って、
ロドニーの夢を後押ししてくれます。
母ちゃんも優しくてしっかり者で良い夫婦。

ロドニーが出会った、いかにもなお調子者のフェンダーは、
出た!ロビン・ウィリアムス!いやらしいッ!!!
おふざけとかギャグとか、お得意の形態模写とか、
相当ウザかったけど、とりあえずキャラは立ちまくってます。
こいつの妹がおきゃんで(古い)
キップのいい娘で可愛かった。

そして、悪者役のラチェットは
グレッグ・キニアでしたが、マザコンぶりがステキです。
その母親役がなんとジム・ブロードベントでビビりました。
おっさんっぽい素敵な歌声が聞こえてきたので、
あ、これがジムかな?と思ったら、
おばはんロボットの声役なんだもん。
でもそれらしく聞こえる!さすが芸達者ですね。

ロドニーが出会う美人さんキャピィーは
ハル・ベリーでしたが、顔も何となく似ている。
この子は身体も綺麗だし、エリートだし上流ロボットでしょ。
どうしてロドニーに肩入れしたくなったのか、
もうちょっとロドニーの考えや熱い思いに触れて
魅かれて行く場面とかも見たかったな。
2人の絡みのシーンもあんまりないし。
あれじゃ、まだ階級差という壁を
超えられてない気がするよ。単に同情っぽい。

ということで、良かったのは
主に脇役の俳優達の演技と
あと映像はやっぱ綺麗でしたね。
ロボットたちもだけど、特にロドニーの故郷の町!
カラフルなおうちとかあのCG独特の質感は
かなり良いです。ドミノのシーンも好き。

で、ストーリー的は特に何もないです。ハイ。
ドリームズ・カム・トゥルーな映画です。
まあ、ロボットが子供を作るようなファンタジー映画に
いちいちツッコミ入れてもあまり意味はないし。

でも、皿洗いの子が夢を追う、ってとことか、
(しかし、皿洗いってすごいよな!
ウエイターとか大工とかじゃないんだ。)
金持ってるやつだけがのさばってるところは、
ああ、ロボットでもやっぱアメリカ人、
ここはアメリカ社会なんだなあ~、
って、ちょっと笑えましたけど。

ほんとにアメリカって階級社会なのね!
日本にもホワイトカラーとブルーカラーの差はあるはずだけど
あんまり大きな問題として扱われてなくない?
人種とか住む地区とか家系で
明確にカラー分けされてないからかなあ。
アメリカはほんとそれが露骨というか日常のことなんですね。
自分に身近じゃないせいか、このテーマが出てくると
またか!と思ってしまいます。

あ、あと、あの謎の交通機関はすごかった。
超効率悪くないですか。1回で何人運べるのよ。
線路を延々と敷設しなくていい、という
用地とか設備面でのメリットはあるだろうけど、
あれ、中に入ってるロボットが重かったら、
狙ってるとこに届かなかったりするんじゃ?
そういう細かい調整も出来るのか?
ロボットはすごいこと考えますなあ。

ということで、元々そんな期待もしていないので、
まあ普通に楽しく見られましたが、
1つだけ不満だったのは、エンドロールの途中で、
一瞬、曲と曲の間に切れ目があったので、
あれ?と思ったら突然日本語の歌に変わりましたよ!
やりやがったな、ちくしょう!!
ヤイコですよ、ヤイコ。別にヤイコはいいけど、
なんでそういうことをするのかなー。
何もいじってない作られたままのものを見たくて
わざわざ字幕版を見に行ってるのに、
ふざけんな!って感じですよ。
ったくよー、勝手な日本語のテーマソングとか
最近多過ぎんだよ。ムカつく。

まあ、奥魔女の松田聖子なんかはハマリ過ぎてて
怖いくらいなので、日本語のテーマソング自体が
悪いというわけじゃないけど、そういうのは
吹き替え版の方だけでやってくれませんかね?
ほんとにさあ。

なので、これは草彅君の吹き替えと
正しいエンドロールの曲を確認するために、
DVDも見ることにします。

【以下、ネタバレ注意!!】
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       ・
       ・
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最後、ラチェットも死んじゃうのかと
可哀想になりましたが、助かって良かった!
憎めない悪役だもんね。
母ちゃんの言うことに逆らえない、
キレイな物が好きなだけのナルシストなアホだったし。
見ぐるみ剥がれちゃって、父親の隣に
ぶら下がるシーンは良かったです。
あの父親のブラックジョーク、
なかなか良いセンスをしている。
さすが、あの母親と結婚?するだけのことはありますな。

あと、1箇所この映画で萌えたのは、
ロドニーが旅立つシーンで、
列車に乗り込む前に、ホームで母親を
優しく抱き締めるところ!
なぜかここだけやけに萌えた!!

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September 01, 2005

「ダース・ベイダー ジャパンツアー2005」

エピ3の公開に合わせて、
エピ4・5・6でダース・ベイダーを演じた
デビッド・プラウズ氏が来日!サイン会を開催!
だそうですが、すごいイベントですね。マニアック~。
しかしこれ、東京は平日開催なんですけど・・。

「ダース・ベイダー ジャパンツアー2005」

9月9日(金)13時 渋谷アストロマイク
9月10日(土)13時 大阪マイクストア
9月11日(日)13時 大阪ノスタルジア・ミュージアム
9月12日(月)13時 三宮マイクトイズ

うーん、得してるのは大阪だけか。
月曜13時の三宮って・・。
プラウズ氏の移動距離も大変だけどファンも大変だ。
どのくらい人数集まるのでしょう。
少なかったら可哀想だな・・。

※その後、検索しても感想が出て来ません。
一体何人参加したのか気になります。

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