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January 05, 2005

「アンナ・カレーニナ」感想。

作品の評価:☆☆☆
好き度:☆☆

う、うーん、全然萌えないィ・・・。ガックリ。
ショーン・ビーンの軍服萌えー!!とか思って
借りてきたのに、サッパリでした。
「人はなぜカッコイイ役をするとバカに見えるのか」
またこの命題に突き当たってしまった。

でも、このヴロンスキー伯爵って、
そもそも役柄からして大バカだよね。
カッコイイのは見た目だけ。萌えなくても当然かも。
大体、ちょっとストーカー入ってるんですよ。
ソフィー・マルソー演じるアンナに一目惚れ。
追い掛けて来て、行く先々に出現するし、
「自分を抑えられなかった」とかって言い訳してるけど、
それってただのおバカさんなのでは。

そして、間男のくせに態度デケエー!!!
夫の家に勝手に入って来るし、居座るし!!
使用人もさあ、何で通しちゃうわけ?
奥様の願いだから?でもここは夫の家だぞ?
私なら警察呼ぶね!
しかも妻を抱きかかえて攫って行ったのに、
使用人、ボサーッと眺めてるだけで
誰も止めないし!止めようよ!

あと、大笑いなのが、自分の母親に向かって
「私にするようにアンナへも相応の態度を」とかって
堂々と言ってのけたし。バカだー、こいつ。
相応の態度なんて取る訳ねーじゃん。

いつも思うんだけど、この手の不倫物って
なんで不倫してる方が態度デカイんだろね。
アンナも夫に「信頼してるぞ」とか言われてるのに
いけシャアシャアと嘘つくし、
「悪いのは全て私」(出た!必殺台詞!!)
とか言いながら、ちっとも悪く思ってるように見えません。

せっかく夫に許してもらって
「夫婦の務め(夜の生活?)は放棄していいから、
対外的に夫婦の仮面を被り続けるなら
妻の座をそのまま与えておいてやる、
息子も手元に置かせてやる」って
すごい譲歩した取引を持ちかけられたのに、
結局、息子捨てて逃げちゃうしさ!!

「息子なしでは生きられない」とか言いながら、
置いて出てったくせに、どの面下げて、
息子に会わせろとか言うんだ、おのれは!
愛人と息子、両方得ようなんて
ムシが良すぎるっての!どっちかはあきらめろよ!

夫は「お母さんは死んだ」って説明してたのに
こっそり家に忍び込んで、息子の前に現れて
「それは嘘よ」とかって、あっさり否定しやがって!
死んだとでも言わなきゃ、説明つかないじゃん。
お前の母はお前を捨てて男と逃げた、って正直に言うの?

つーことで、一時の情熱にトチ狂って、
エエカッコしいのアホ男と逃げちゃったアホ女の話にしか
見えません。切なくも悲しくも何ともないよ。
こういうのってどうやったら感情移入出来んの。
むしろ浮気された夫の方が可哀想。
だから、ラストも、なんだ勧善懲悪っていうか、
自業自得?って感じ。

あと、ソフィー・マルソーって分別ありすぎるというか、
とても壊れちゃった人に見えないんだよね。
冷静に自分のメリット図ってそうだし、
恋に溺れてる感じが全然しません。

タレ目のタヌキ顔だし、頬から口元にかけて長いし、
すっごい変なバランス。前髪揃っちゃってるし。
やけに強そうで、薄幸の美女にも見えなかった。
これは単に好みの問題か。

見所は語り部のトルストイやってたモリーナぐらいだな。
怪しいロシア人がお似合いです。
ハンサムじゃないって自分で言ってたけど、
いやいや、見ようによってはなかなか。
これでもかって濃さが素敵です。

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